ガチオタク女は留学している
わたしはオタクである。
まずは小学生の頃、深夜にデュラララとかいう神アニメを見てしまい、そこに出てきた平和島静雄にガチハマり。日向ぼっこ好きなシズちゃんまじ無理。成田良悟さんありがとうございます。
以来中学高校と、アニメだけに納まらずラノベも漫画も読むわ、高校に至ってはゲーム実況にも触手を伸ばし、更にTwitterの蜜の味を知り、流れてくる神絵師の絵や漫画を読み漁るのはもはや日常茶飯事という有り様。
大学ではサークルなどには目もくれず、アルバイトをしてお金を貯め、推しに貢ぎつつ時々気休めに文字書きとして二次創作もちょっぴり齧る日々。
そんなわたしは今、留学している。
留学には莫大なお金がかかるのは勿論のこと。海外の大学の学費はとんでもない額であるし、生活費だって馬鹿にならない。
そこは大学の交換留学制度を利用し、留学先への授業料支払いはなんとか免れた。
更に返済不要の奨学金も自らの手で勝ち取り、なるべく親に負担をかけないように努めた。
のはいいのだが。問題があった。
オタク活動が出来ないことである。
それはわたしにとってもはや酸素のようなものであり、わたしが魚であれば水のようなもの。
人間から酸素を奪えばどうなるか。
魚から水を奪えばどうなるか。
無論、死あるのみ。
日本という国は、とてもオタクをするにあたって極めて良い所である。天国である。都市部であればあちこちにあるアニメイトなどのアニメショップ、カラオケではアニソンが揃い、本屋には漫画が大量、レンタルビデオ店ではアニメDVDが出揃う。インターネットが普及し、お金を払いさえすればU-NEXTなどのサービスにてアニメが見放題。
なんと素晴らしいことか。
そんな日本を、離れるのである。このわたしが。このオタク女が。カラオケでの十八番は一ノ瀬トキヤ&聖川真斗のORIGINAL RESONANCEであるような女が。
そもそもなんでや工藤!という感じであろう。
留学と言えばやはりFaceBookやInstagramで今をときめくキラキラ女子の集う大学生の中でいえば一大イベント。留学直前になれば大体LINEの名前はアルファベットに変わり、ひとことには🇯🇵⇔🇺🇸などの国旗が顔を出す。
海外に興味があったり、海外で将来仕事をしたかったり、国際恋愛をしてみたかったり、勿論のこと海外で勉強したかったり。それはそれで良いのだ。彼ら彼女らは本気で人生を楽しんでいる。そこに批判する点などひとつも無い。
そのような方々に紛れ込むガチオタ。
まじか。(CV:宮本充)
このブログでは、わたしというザベリーベストジャパニーズサブカルチャーギーク女がいかに留学先で生きているか、ということを綴っていこうと思っている。